2014年5月6日火曜日

こめたび農家 阿部さんを訪問

 先日、大潟村のこめたび農家、阿部淳さんの田んぼにお邪魔しました。大潟村では田植え前の準備作業が行われていて、阿部さんの田んぼは土を耕す作業が一段落したところでした。稲を種から苗に育てる「育苗ハウス」では、しっとりとした苗が迎えてくれました。

瑞々しい苗たち

 時折小雨がぱらつく空模様のもと、阿部さんは農業機械の整備作業中でした。阿部さんの倉庫には農作業に使う大きな機械が何台もあります。「俺は機械を野ざらしにしないんだ。」という阿部さんから、倉庫にある農業機械についてお話を聞かせていただきました。そのとき整備していた機械の部品は自作とのこと。農業以外の溶接などの技術も身に付け農業に役立ているそうです。
前部アームに取り付けられた
クシ状の部品が阿部さんの自作

 田んぼに場所を移し、米づくりについてのお話を伺いました。田んぼの作業が始まると朝の5時から夜遅くまで作業することもあるそうです。「農業は自然相手の仕事。一番いいタイミングで仕事をすることで、できるもの(農作物)もよくなる。」と阿部さんは言います。人間の都合を待ってはくれない自然の厳しさと、それに負けない阿部さんの信念を感じました。



 「農家はポリシーが大切」と言う阿部さんが心を込めてこだわって育てたお米。みなさんもぜひ味わってみてください。


(こめたび粟津)